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事例紹介

大洋プラスチックス工業所
大洋プラスチックス工業所 ロゴ

大洋プラスチックス工業所 様

業種
プラスチック製品製造業
住所
愛知県東海市富木島町伏見四丁目1番地の8
規模
50名

課題

日本語中心の紙の作業標準書があったが、外国人作業者の教育には活用できておらず、先輩から後輩へのOJTに依存。不具合発生をきっかけに「伝わる・守られる」標準化が求められていた。

効果

アニメーションとポイント表示でベトナム語にも対応した視覚的な作業標準書を制作。年1回の定期教育・理解度チェックを組み込み、現場で使い続ける教育の仕組みとして定着させた。

外国人教育と品質改善を支える、動画付きデジタル作業標準書

インタビューの様子 坂野様(左)と大寳製版社長(右)によるインタビューの様子。

事業内容を教えてください。

坂野様 食品関連のプラスチック部品を中心に製造しています。今回はカゴメ様向け製品にも関わる「カバーキャップ」の工程を題材に、作業標準書の見直しと教育の強化に取り組みました。取引先との品質改善活動の一環として、標準化の再整備と教育方法の見直しを進めていたタイミングでもありました。

所属部署とご自身の役割を教えてください。

坂野様 現場の品質改善や作業標準の整備、取引先への報告活動などを担う品質保証部の統括をしています。今回の動画付き作業標準書の導入も主導しました。

マニュまるを導入するまでの経緯

マニュまる導入前の標準書の運用について教えてください。

坂野様 もともと紙ベースの作業標準書はありました。ただ、内容は基本的に日本語で、ふりがなはあっても、外国人作業者が十分に理解して運用できる状態ではありませんでした。教育は先輩の外国人作業者から後輩へ教えるOJTに依存していたんです。

導入した背景を教えてください。

坂野様 大きなきっかけは、不具合の発生でした。取引先から「ルールは標準書に書いてあったのに、なぜ不具合が起きたのか」と問われたとき、紙の標準書が実際の教育・運用に落ちていないことが明らかになりました。そこで、ルールを”あるだけ”で終わらせず、実際に伝わり、守られる形に変える必要があると感じました。

導入の決め手となったポイントは何でしたか。

坂野様 一番の決め手は、「言語が分からなくても、アニメーションで視覚的に作業内容を伝えられる」ことでした。さらに、ベトナム語版も用意できることで、外国人作業者に対して母国語で見せられる点にも大きな魅力を感じました。紙の標準書をただ翻訳するのではなく、理解しやすい形に変換できることが導入の後押しになりましたね。

導入してみて、こんな効果がありました

会議室でマニュアル動画を確認している様子 会議室でマニュアル動画を確認している様子。

現時点での手応えや今後の期待感はいかがでしょうか

坂野様 まだ導入から日が浅いため、数値で効果を断定できる段階ではありません。ただ、現場の反応としてはすでに手応えがあり、「分かりやすい」「知らなかった細かいルールに気づけた」といった声が出ています。2026年の不具合件数や教育の定着状況を見ていくことで、定量的な効果も確認できると考えています。

導入後、具体的な改善点はありましたか

坂野様 はい。教育の場で実際に見せてみたことで、「ここは実作業と少し違う」「ここの細かいルールはもっと明確にした方がいい」といった修正点が見つかりました。袋のかかり方のような微妙なニュアンスも、動画や画面を見ながら確認することで共通認識を持ちやすくなって、標準そのものをブラッシュアップする流れが生まれています。マニュアルを作ることがゴールではなく、現場で使うことで精度を高めていくサイクルが回り始めたということです。

工場のパネルに掲示された手順を確認している様子 工場のパネルに掲示された手順を確認している様子。

どのような点に使いやすさを感じましたか

坂野様 「情報を一気に詰め込まない」設計が良かったと感じています。必要なポイントを押すと追加情報が出てくるので、文字ばかりで見づらくならず、要点を押さえて理解しやすいんです。また、過去の不具合情報が関連箇所で見られるので、「なぜここが大事なのか」が伝わりやすい点も使いやすさにつながっています。

作業者がタブレットでマニュアルを確認している様子 作業者がタブレットでマニュアルを確認している様子。

マニュまるを使って、こんな会社にしていきたい

今後のマニュまるに期待することを教えてください。

坂野様 今回はまず外国人作業者向けに導入しましたが、今後は若手の日本人オペレーター向けや、トラブル対応、金型整備のような属人化しやすい領域にも広げられるのではないかと期待しています。現場内での閲覧環境についても、QRコードやタブレット、パソコン閲覧なども含めて、さらに使いやすい仕組みにしていきたいと考えています。

今後、どのような活用の計画をお考えですか。

坂野様 今回うまくいけば、同じ取引先向けの別部品工程にも横展開したいという構想があります。品質改善活動の一環として社外への報告にも活用できたことから、教育だけでなく「品質をどう担保しているか」を示す材料としても価値を感じています。こうした取り組みを通じて品質評価を高め、新しい仕事の獲得にもつなげていきたいと考えています。